凡人エリックの blog

いちこくみん「エリック」の思いを伝える場

2020年早々日本大ピンチ!?緊迫感高まる中東への自衛隊派遣は危険だ!安倍首相は自衛隊を撤退させよ!

 

2020年になって早くも5日目。だが新年早々嫌な話が出てきた。
米国とイランの中東情勢において、イラン革命防衛隊のソレイマニ司令官が殺害され、両国の緊張が高まってきた。これに対して米国トランプ大統領は、ソレイマニ司令官が「米国人を殺し、他の多くの人をひどく傷つけたテロリストの指導者」だという理由で殺害を正当化した。

 

だがこの殺害はあまりに性急かつ一方的というしかない。イラン側は米国に報復する意向だが、それに対してトランプ大統領は52か所に報復することをツイッターに投稿したとのこと。このままでは報復合戦で特にイラン側は甚大な犠牲を出すだろう。この米国の暴走に対し、中国とロシアはイランを支持する姿勢を示した。

 

米国側は2015年のイラン核合意に代わる合意締結を要求し、対イラン制裁を強化。緊張が高まる中、昨年には「条件なしの対話に応じる用意がある」と呼び掛けた。だが、態度を硬化させるイランの上層部との間に対話は実現せず、緊張緩和も核停止もメドは立っていない。そういう背景からこの対立に至っている。

 

そして日本は米国とイランの仲介役を務めることになっていた。その上で調査・研究を名目にして自衛隊を中東に派遣した。しかも昨年末のドタバタした時期に自衛隊中東派遣を閣議決定

 

だがこれが裏目に出そうだ。イラン側も自衛隊派遣は合意していたが、米国の先制攻撃により、中東情勢は非常にシビアになってしまった。そうした中で日本の安倍晋三首相が米国のトランプ大統領を諌める必要性が出てきたが、それは無理だろう。

 

なぜならば安倍首相は第1次政権(2006-07年)も含めて全面的に対米従属だったからだ。だからこそ米国とイランの仲介役を務めたとしても、ほぼ米国贔屓になると予想される。また集団的自衛権があるため、同盟国の米国に追随して戦いを支援しなければならない。早い話、イラン側は米国贔屓となれば日本に対して不信感を抱き、日本から派遣された自衛隊の身が危ぶまれる。ひいては日本本土まで狙われる可能性がある。ならば今安倍首相がやることは、一刻も早く自衛隊を撤退させることだ。そうすれば、トランプ大統領との交渉に期待は持てずとも、少しは印象が変わるのではないか。

 

だが安倍首相はこの状況を想定し、歓迎していたフシもある。
元々安倍首相は集団的自衛権の行使に加え、特に憲法改正を望んでいた。第2次政権になってから異常なくらい戦闘機購入を続けるのもやはり軍拡し、抑止力を高めたいからと考えられる。そして憲法9条において、自衛隊を軍隊に変えようとしている。

 

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北朝鮮問題に際して蓮池透氏の話によると、「北朝鮮から日本の人口の少ない所にミサイルが1発飛んでくればいい」と安倍首相が話していたことがあったとのこと。つまり当時北朝鮮との戦争のための口実を求めていたのだ。そして今回は集団的自衛権に基づいた形で自衛隊を中東派遣。それで懸念された通りに日本の自衛隊が殺害された場合は堂々と米国と組んで戦争できるといった魂胆だろう。

 

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冗談じゃない!
「戦争できる国にしたい」という思いから自分なりの予測で自衛隊を犠牲にしていいのか!?もし米国と組んで戦った場合、イランが日本への報復をしないとは思えない。

 

不本意な戦争が高じてイラン側の意向で原油高騰され景気悪化
東京五輪期間中のテロ発生
・戦時中にも見られた政府や警察の暴走化
・日本側から中東の人々への不当な差別・暴力、入管でも見られるような不当拘束

 

単なる中東での血で血を洗う戦いだけにとどまらない。自衛隊に加え、日本本土も狙われて修羅場になりうる。

 

安倍首相、ひいては改憲勢力は日本が地獄絵図になってもいいのか?しかも安倍首相は今回の件で、米国に何も言えず、自衛隊撤退命令も出していない。その上連休中とはいえ、散髪やゴルフ、夫人とステーキ満喫、映画鑑賞と、おおよそ危機的状況にある国のトップとは思えない平和ボケモード。世界のあらゆる国が親米か反米の違いはあれど中東情勢に対して危機感を持ち警鐘を鳴らしているのに、日本のトップだけがこんな怠惰な姿勢でいいのか?

 

安倍政権支持者や改憲希望者は中東情勢における危機感や米国の暴走、首相の無責任ぶりを見て、それでもなお支持し、改憲を望むのか?
平和を求める野党よりは「安倍さんの方がマシ」なのか?
韓国や中国に対しては些細なことでも中傷・差別するのに、米国の暴走には何も言えないのか?
愛国心をむき出しにしてきたにしては情けないし、不見識もいいところ。
「外交の安倍」の名が泣くというもの。

 

今までは安倍政権に不満を感じたが、今回は米国側もやりすぎとしか言いようがない。巷ではトランプ大統領も今回の件については、次期大統領選を意識してのことだと聞く。安倍首相も事あるごとに政治利用ばかりだが、トランプ大統領も選挙のためならイランを政治的利用して犠牲にするのだろうか。

 

ここで支持率のためという下心でもいいからトランプ大統領を諫めて最悪の事態を脱すれば、安倍首相は衆院選に向けて株を上げることになるのだろうが、それすらやる気がないように見える。ならば早急に退陣してもらうしかない。だがその前にせめて自衛隊を早急に撤退させてほしい。それが最低限の筋というものだから。

 

新年早々にネガティブな記事になってしまったが、日本人の多くは悪い事を忘れたり、安心できる嘘に流される傾向があるだけに、愛の鞭だと思ってもらいたい。

とにかく今年こそは政治腐敗を終わらせよう!

 

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激動の2019年もいよいよ終わり。それにしても・・・どうなっているんだ日本!?

 

いよいよ2019年もあと2日で終わる。本当に今年は元号が「令和」に変わったり、選挙が統一地方選参院選と重なるなど色々あった。私自身も今年から本気で政治を見て声を上げることにしたため、激動の1年だったと思う。

 

それにしても・・・どうなっているんだ日本!?

 

今年は元号が変わった節目の年にも関わらずネガティブな話が明らかに多かった。特に自分が関わろうと思った政治関連で。

 

思えば今の安倍晋三政権はもう丸7年になったが、不祥事や問題続きだった。中でも今年は日本社会のあり方すら問われるほど酷いレベルだ。

 

●勤労統計偽装問題発覚
●水泳の池江璃花子選手の白血病に対して「がっかり」発言した桜田義孝氏を皮切りに失言・暴言が目立った
辺野古県民投票で工事反対が7割強にも関わらず、民意無視の工事強行
東京新聞望月衣塑子記者を狙い撃ちにした文書提出など、相次ぐ言論統制・メディアコントロールとメディア上層部の屈服・忖度
北方領土問題難航、それに伴い外交青書での「北方四島は日本に帰属」を削除
丸山穂高氏による北方領土竹島を巡っての戦争発言
年金問題での老後2000万円自助要求、それに伴う金融庁からの報告書に対する麻生太郎財務大臣の受け取り拒否
参院選における安倍政権の横暴ぶり(不倫推奨発言、ヤジを発した市民への警察強制拘束、長崎豪雨よりも秋田県選挙応援優先 など)
参院選与党勝利も、自民党単独過半数割れ&10議席減/改憲勢力2/3に届かず/投票率は48.8%
●あいちトリエンナーレ8月企画展中止、10月に開催も補助金交付打ち切り
●相次ぐ献金問題など政治とカネの問題
●連続した巨大台風・大雨災害に対する政府のお粗末対応(消費税10%強行のため?)
●自国民や被災地よりも外国へのバラマキや大企業、政権に近い組織(吉本興業など)へのバラマキが目立つ
●消費税10%になり、案の定消費低迷
●大学入試民間試験で大きな欠陥が露呈、萩生田光一文科相による「身の丈」発言
●台風被害そっちのけの内閣改造にも関わらず菅原一秀河井克行の2閣僚が不祥事でスピード辞任
桜を見る会問題で、税金私物化・公職選挙法違反・政治資金規正法違反・公文書管理法違反の疑い
ジェンダーギャップ指数で日本は対象153か国中121位と過去最低を更新
●司法・警察の政権関連での逮捕/起訴判断への疑問(伊藤詩織さん事件での山口敬之氏、池袋暴走母子死亡事故での飯塚幸三氏などの上級国民贔屓から)
●IR汚職事件で秋元司議員が収賄容疑で逮捕
自衛隊の中東地域派遣を閣議決定
●日米FTAへの不安

 

主なところでこれだけの問題や不祥事が発生。これは少なくとも戦後の政権ではありえないほどだ。かつての「疑惑の総合商社」どころではない。しかも2018年までの6年間ですら似たような不祥事や問題が多かった。

 

だが今年は上記に述べたように、とても1年では収まらない規模のスキャンダラスな年だったのではないか。上記のような政治での問題が立て続けに発生すると、もはや政治・社会の腐敗としか思えない。特に政権与党や改憲勢力による問題が目立った。言い換えれば、憲法改正したら日本中がさらに混沌に向かう危険性を秘めていると証明したようなもの。もちろん憲法改正には反対するしかない。

 

傾向としては、「失言・暴言」「言論弾圧」「国民生活無視」「経済政策の失敗」「外交の失敗」「政治家のモラル低下」が見られる。逆に言えばこれといっていいところが見られない。特に国民生活や被災地復興よりも外国や大企業、吉本興業へのバラマキを優先するのは言語道断。長期政権による安定とは程遠い。それでも国民からの批判がまだ少ないのは、やはり安倍政権がメディア・司法・検察を制圧して批判を封じ、表面上安定しているように見えただけの事。実情は相当腐敗していたのだ。

 

一方でいい話題もあるにはあった。ラグビーW杯の日本開催及び日本代表のベスト8、女子ゴルフの「しぶこ」こと渋野日向子フィーバー、山本太郎氏の「れいわ新選組」フィーバー、伊藤詩織さん勝訴、石川優実さん主導の#KuTooなどが思い浮かぶが、ラグビー以外は賛否両論あり、熱狂ファン限定な気がする。伊藤詩織さん勝訴については、世の女性達にとっては勇気づけられる話だが、TVではあまり放送されてなかった。そう考えると、まだTVを中心としたメディアの大半は政権の顔色を窺う忖度報道が散見されている印象。

 

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本来元号が変われば、気持ちがリフレッシュされ、悪い空気を吹き飛ばすような出来事があってもおかしくないはず。政権を倒せなくても、もう少し前向きなムードが生まれて然るべきだ。それが見られなかったのは、国民達が「不都合と向き合わない」「同調圧力に屈する」「政治離れ/無関心」「善悪の区別がつかないなどモラル低下」「思考停止」状態になってしまったからだと思う。いや、危機感を持っていた国民も少なからずいただろうが、最終的にはこうした悪しき状態に流されてしまったのが現実。

 

これでは権力者が国民をコントロールする為に大衆扇動するのは簡単。まして歴代政権では考えられない程、あらゆるものをコントロールしているのだから。だが現状自分の生活に支障がないと思っていたら、後で取り返しのつかないことになりかねない。

 

例えば消費税について、今のうちから不満を表示しないとすぐにでも10%から15%くらいに引き上げられてもおかしくない。安倍首相は参院選の際、「今秋消費税10%にしたら、その後10年間は引き上げない予定」と言っていたが、これは選挙向けパフォーマンスに過ぎない。安心していたら10年後には20%以上もありうる。何より消費税は「上がるのが当然」と思い込む必要はない。

 

もう一つの問題である憲法改正も今から反対しないと後で後悔する。安倍首相は自衛隊の位置づけだけを強調しているが、憲法改正の中で危険なのは「公益及び公の秩序」「緊急事態条項」だ。
「公益及び公の秩序」については、自民党改正草案における「第三章 国民の権利及び義務」のところで、「公共の福祉」の部分を「公益及び公の秩序」と変えている。「国民の権利」を「公」にあたる権力者の利益、秩序のために制限する内容への転換である。要は「国民の権利を保障する憲法」から「国家の権利に国民を従わせる憲法」に転換させるということだ。
「緊急事態条項」についてはもっと危険だ。権限が内閣に集中され、「内閣独裁が可能」「選挙がなくなる」「政府批判禁止、批判すれば処分される」「警察に現場でも処分できる権限が与えられる」「兵務を女性や幼児にも強制できる」ようになっているからだ。しかも災害や戦争などでなくとも、些細な事を口実にして国民を従わせることが可能。

 

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安倍政権が憲法改正を急いでいるのはまさにこれが理由だ。執拗に続く嫌韓PRも抑止力を得た上で、あわよくば戦争できる国にしたいという現れ。だがこの憲法改正は先述したように非常に危険で、絶対に阻止しなければならない。そういう意味では、野党の桜を見る会問題での必死な追及は、単なる疑惑解明のためだけでなく、改憲議論に歯止めをかけたという功績もある。これでもなお「安倍政権>野党」「改憲すべきだ」と思うなら、「どうなっているんだ?」と叫びたくなる話。冷静に考え直すべきだ。

 

せめて来年こそは日本全国で安倍政権に「No」を突き付け、8年ぶりにまともな日本に戻そうではないか。

 

伊藤詩織さん民事訴訟でついに勝訴!だが山口敬之は案の定控訴。まだ法廷の戦いは終わらないが詩織さんには頑張ってほしい!

昨日、私は伊藤詩織さんの裁判判決報告集会に参加した。

 

国際的に活躍するジャーナリスト伊藤詩織さんの民事訴訟でついに詩織さんが勝訴。2015年4月に元TBS記者山口敬之氏による合意なき性行為、すなわち性的暴行を受けたことにより1100万円の損害賠償を求めた訴訟で、東京地裁が判決公判で山口敬之氏に330万円の支払いを命じた。

 

判決によると、伊藤詩織さんは山口氏に就職相談を持ち掛け、2015年4月3日、東京都内の飲食店を2件回った。そして2件目で詩織さんは気を失い、しばらくしてから山口氏にタクシーに乗り込み、ホテルで無理やり性行為させられた。

 

その際詩織さんの勝訴のポイントとなったのは、
•タクシー降車時から入室までの状況から、伊藤さんが自らの意思に基づいて入室したとは認められない。
•早朝にホテルを出たのは、一刻も早く立ち去ろうとするための行動であったとみるのが自然。
•同日に産婦人科を受診してアフターピルの処方を受けている。
•友人などに相談し、9日に警察に事実を申告して相談している。

 

対して山口氏については、
・供述した事実経過について、信用性には重大な疑念がある。
・合意してない性行為だったことを以下のように認めた。
「被告が、酩酊状態にあって意識のない原告に対し、合意のないまま本件行為に及んだ事実、および原告が意識を回復して性行為を拒絶した後も原告の体を押さえ付けて性行為を継続しようとした事実を認めることができる」

 

あと判決報告集会で弁護士から聞いたのは、
・寿司屋を出る時点で相当酩酊状態。
・原告(詩織さん)の話が一貫している。
・原告に嘘をつく動機がない。

・被告(山口氏)に合理性なし。寿司屋を出てホテルに向かったのだが、タクシー内での話の内容がイマイチ信憑性がない。
・被告は話が何度も変遷していた。

 

これはもう詩織さんの完勝だろう。それと弁護士にとっては、裁判所の判断について嬉しい話もあった。
・裁判所側が性被害者の心理をきちんと理解していた。例えば、詩織さんがホテル内で電話があったにもかかわらず電話をしなかったのは、動揺していたから冷静さを失っていた。仮に電話かけられなくても不自然ではないというのを認識。
・事件数日後に山口氏に対して、詩織さんはお礼などのメールを送っていた。この件については、被害者としては受け入れられず、それでも普段通りには振舞っておく。被害による苦しみを逃れようとするならありうることと認識。
・山口氏の名誉棄損を退けるために、詩織さんの著書「Black Box」の内容を見た上で、「書いてあることは真実」「原告の訴えは公益目的だった」。中でも「性犯罪被害者を取り巻く法的または社会的状況を改善すべく体験した性的被害として公表する行為には、公共性および公益目的がある」と判断されたことが大きい。

 

「公共性及び公益目的がある」というのは、裁判では珍しい事だと思った。だが性犯罪被害者を取り巻く状況は未だ改善の余地が大きく、そのために体験した被害として公表することで将来的に役立つということ。これは言い得て妙だ。2年前からの #Metoo の影響もあったのではないか。

 

今回、参加者は女性と高齢者が比較的多かった。だができることなら男性や若者、特に詩織さんと同世代かそれ以下の年代の方がもう少し参加すればよかったのにと思った。彼らや彼女達にとっては近い年代の女性があのような勇気あるアクションを見せただけに、今後のために勉強になる部分はあるはず。何より将来自分やお子さんが同じ目に遭わないとも限らないのだから。

 

それにしても、山口氏は案の定控訴宣言してきた。何より「法に触れる行為はしてない」とのこと。
だが今までに性行為自体は認めたのだろう。今回の判決でも出たように、合意なき性行為。意識がないまま性行為を行い、意識を取り戻し、詩織さんが拒絶しても力づくで性行為を継続した。これでは準強姦・強姦、どちらも適用するというもの。

 

正直これでも判決に不服とはふざけた話。これで詩織さんの法廷での戦いの日々はまだ続く事となった。仮にも2020年は東京五輪イヤーだが、まさか裁判で丸5年になろうとするとは。

 

だが詩織さんには朗報もある。
実は9月末に、あの事件のあったホテルのドアマンが詩織さんを支える会に自分の供述を伝えていたのだ。そこには当時のより生々しい会話などがあり、世間がイメージしている以上に詩織さんは酩酊状態で危険。そして山口氏にホテルに連れていかれる際に必死に拒絶していたという内容だ。

 

これを検察が不起訴にしていたのは許せない。とはいえ、山口氏との控訴審になった場合、かなり大きなアドバンテージにはなる。今回の判決までには、この生々しいドアマン供述はなかった。それでも勝訴したのだから、控訴審に反映されれば有利になるはず。

 

15年4月の事件以降、逮捕取り消し、不起訴、検察審査会での不起訴扱いを経て、今回の民事訴訟までで4年8か月。もし15年6月に正当に山口氏を逮捕していれば、詩織さんはその後4年半はもっと幸せな人生を贈れたはず。それを台無しにしたのは山口氏だけでなく、警視庁上層部でもある。この経緯からして、政権との関りもクローズアップされている。特に山口氏は安倍首相の12年自民党総裁選をプッシュ、16年夏には首相礼賛本「総理」が発売された。逮捕を取り消した当時の警視庁刑事部長はかつて菅義偉官房長官の秘書を務めたことがある中村格氏。しかも中村氏は詩織さんにこの事件について取材された際、全力で逃げ出したこともあった。
否応なく司法・検察が歪んだと疑われるものだ。

 

そんな巨大な敵と今後も戦うことになる詩織さんは本当に大変だと思う。だが彼女は絶対にあきらめないと思うし、精一杯頑張ってほしい。ただ同時にお体には気を付けてほしい。

 

あと最後に。詩織さんの裁判を支える会の皆様、これまで本当にお疲れさまでした。

 

激動の2019年、J1リーグは超攻撃的サッカーの横浜Mが15年ぶりのリーグ優勝!

先ほどまでJ1リーグの横浜MvsFC東京の試合を見ていたが、横浜Mが3-0と勝利し、15年ぶりのリーグ優勝。しかも昨年から監督や戦術が変わり、苦戦続きで12位だったその翌年に優勝というのだからある意味驚きだ。

 

横浜Mは2004年にリーグ優勝して以降もほぼ毎年上位にいたが、2013年にはリーグ戦33節までは首位にいた。だが最終戦で川崎に敗れ、首位争いで追走していた広島が鹿島を倒したことで、広島が逆転優勝。横浜Mは2位に泣いた。

その後の天皇杯では奇しくも広島と決勝戦で当たるが、リベンジを果たして優勝。

 

実はその2013年に16億円以上の債務超過に陥ったのだが、親会社の日産自動車から10億円の損失補填を受けた。当期純利益は10億円となり、クラブとしての改革、同年の好成績による収入増で14年度中に債務超過は解消される見通しとなった。そして14年の夏には、マンチェスター・シティ(MC)の持ち株会社、英シティフットボールグループ(CFG)の公式スポンサーになることによって、資金提供されることになり、15年1月期での債務超過解消に至った。

Jリーグクラブライセンス制度では、3期連続赤字、もしくは当年度決算で債務超過になると、翌年のJリーグに参加できるライセンスが交付されない。それだけに2段構えの損失補填で横浜Mは助かったといえる。

 

その後は2017年まで、サッカーファンにはご存知な手堅いカウンターサッカーで上位に君臨。一方、主力クラスだった中村俊輔兵藤慎剛斎藤学が移籍。18年からは元オーストラリア代表監督だったアンジェ・ポステコグルー監督が就任して、それまでとは真逆の超攻撃的サッカーを掲げた。

 

だがその1年目は得点力はリーグ2位の56得点を挙げたものの、失点が56と増え、守備崩壊で苦戦続きだった。そして最終戦で辛うじてJ1参入プレーオフを回避。

 

今年も超攻撃的サッカーを続けたが、さすがに昨年よりは失点を減らすことができた。またホームでは2敗のみにとどめ、終盤には怒涛の7連勝。最終戦は勝ち点3差で追うFC東京との直接対決で、負けても3点差までなら優勝という有利な条件の下でも攻撃的な姿勢で挑み3-0と快勝し優勝。

 

思えば昨年は攻撃では早くから成果が出ていたが、守備では守る位置を高くしすぎて、GKの負担が大きく、ボールの目測を見失うような失点が多かった。それによって12位に甘んじたが、そこからよく1年で優勝できたと思う。Jリーグは上位と下位の格差が小さく、それが面白いといわれるものの、前年10位以下からいきなり優勝というのはほとんど記憶にない。それだけに今回の横浜Mの12位からの逆襲、超攻撃的サッカーを継続したうえでの急浮上での優勝は画期的だと思う。

 

さらにいえば、シーズン中に主力クラスの天野純三好康児飯倉大樹が抜けながら失速しなかったのは見事。 チームとしてやり方が徹底されていた証拠ではないだろうか。また、今年で引退する栗原勇蔵を優勝で送り出せたのはドラマチックともいえる。

 

激動の2019年、横浜Mが15年ぶりに優勝したことは非常に有意義だったような気がする。来年は五輪イヤーなので、あわよくば2005年みたいに最終節でも5チームが優勝の可能性があるような展開になればと思う。

 

今回の沢尻エリカ逮捕も含め、政権のピンチ時に有名人スキャンダルが重なることが多すぎではないか?偶然とは思えない!

ここ数年、政権の問題やピンチ時になると、やたらと有名人スキャンダルやスポーツの過熱報道が多いような気がする。現に最近では、安倍晋三首相主催の「桜を見る会」における問題が報じられているが、即座に田代まさし覚醒剤)、国母和宏大麻所持)、さらに沢尻エリカ合成麻薬所持)と連続でスキャンダル報道が出ている。またフィギュアスケートにおける織田信成モラルハラスメント騒動も報じられるようになった。

 

中でも大きく取り扱っているのが、沢尻エリカ合成麻薬所持による逮捕。これはかなり目に余るほど多く報道の時間を使い、ネット上でも多くの情報が出ている。ただ人気者とはいえ、今更ここまでやることだろうか。せいぜい麻薬や大麻の恐ろしさを伝え、注意を喚起するくらいでいいのではないか。

 

そして同時にきな臭い話が出てきている。

 

ラサール石井氏が以下のようにツイッターでつぶやいている。
「まただよ。政府が問題を起こし、マスコミがネタにし始めると芸能人が逮捕される。これもう冗談じゃなく、次期逮捕予定者リストがあって、誰かがゴーサイン出してるでしょ」
これに対して、5万件近くリツイートされ、14万件以上の“いいね”がついた。

 

鳩山由紀夫元首相も、

沢尻エリカさんが麻薬で逮捕されたが、みなさんが指摘するように、政府がスキャンダルを犯したとき、それ以上に国民が関心を示すスキャンダルで政府のスキャンダルを覆い隠すのが目的である。私も桜を見る会を主催したが、前年より招待客を減らしている。安倍首相は私物化し過ぎているのは明白である。」
とツイート。こちらは、3万件近くリツイートされ、8.6万件の“いいね”がついた。

 

説得力はあると思う。思えば逮捕以外まで含めると、2016年初頭には、「ベッキー不倫報道」「SMAP解散騒動」「清原和博覚醒剤問題」が発生。この時期には、アベノミクスの大前提ともいわれた円安・株高基調に歯止めがかかっていた。同時に甘利明氏に都市再生機構(UR)口利き疑惑も発生。中でも甘利氏問題では本人が「記憶が曖昧」と否定。だが金を受け取っていたことは認め、秘書が無断で私的流用。それに伴い当時務めていた内閣府特命担当大臣(経済財政政策)を引責辞任(現在は自民党税制調査会長)。

 

当時のベッキーSMAP・清原の3案件はいずれも「文春砲スクープ」によるものだ。その結果、甘利氏のスキャンダルはあまり目立たなかった。つまり3年前の時点で政権スキャンダル隠しは見られたのだ。

 

にもかかわらず、こうした政権スキャンダル隠しともいえる「スピン報道」に批判的な声もある。
堀江貴文氏は鳩山氏に対して、
「まじで、ほんとにこいつあたまが腐ってる。こんな奴が総理大臣やってたとかまじ狂ってる。けどまあ国民のレベルがそうだって事だけど、こいつが総理になったときはまじ呆れたわ。」と容赦がない。
もう一人のラサール石井に対しては、
「こいつ頭にウジ湧いてんな笑笑」と完全に侮辱。

 

そしてネット上でも、ラサール石井氏や鳩山氏の意見を「くだらない陰謀論」「偶然」と批判する人々と彼らに同意する人々との間で議論が起こっている。
政権に不都合な問題が発生した時に、注意を逸らすために別のニュースを大きく取り上げることを「スピン報道」という。そして政権批判封じを試みている。

 

ただ私の記憶では、スポーツ過熱報道で政権批判封じになっていたことも少なからずあった。
特に2014年。ソチ五輪での浅田真央感動フィーバー、サッカーW杯ザックジャパン過熱報道、テニスの全米OP錦織圭準優勝が今でも印象に残っている。
2014年は消費税が8%に引き上げられた年だ。そして秋には翌15年秋からの消費税10%への引き上げも囁かれていた(結果的には見送りだったが)。それだけに、3S政策の一つ、スポーツで国民を熱狂させて消費税増税への不満を薄めようという魂胆が感じられた。特にソチ五輪浅田真央と全米OPの錦織圭では国内にとどまらないほど熱狂が見られた。

 

つまり、逮捕以外も含めると5年前から政権批判封じになりうる報道スタイルが見られたことになる。さすがに1回や2回ではなく、5年前から見られるとしたら、果たして偶然と言い切れるだろうか?まして安倍政権はしたたかで冷酷なメディアコントロールで報道統制を施し、切り取りや捏造などが見られた。意図的に仕掛けたと見るのが妥当ではないのか。


恐るべし安倍政権・・・。

 

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あと、批判的なツイートも

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「桜を見る会」は公的行事?税金を使うなら、公私混同や公選法違反に触れることは許されない!

最近になって、首相が主宰する「桜を見る会」が色々物議をかもしている。安倍晋三首相が税金を私物化したうえで、いくつかの違反に触れているからだろう。

 

例えば今年は参加者が18200人ほどで、費用は5520万円。参加者の顔ぶれは日頃から安倍首相を応援している支持者団体、芸能人など。ただ費用が税金で賄われていることで批判が出るようになった。

 

そして来年は5700万円を試算、本年度予算と比べて3倍以上である。招待者数は16000人と想定。

 

だが消費税を引き上げておきながら、政権やその仲間たちだけがやりたい放題というのは、税金の私物化及び公私混同でしかない。私は今年4月にこの件で怒りを感じてつぶやいたことがあったが、ツイート数は2500近くになった。9月には来年度についてつぶやいたが、この時は4200強。よほど国民達も腹に据えかねていた証拠。

 

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そもそも安倍政権は税金の使い道を間違っている。
景気停滞下で消費税を2度も引き上げ(14年→8%・19年→10%)。それでいて社会保障には16%しか使われない。
政権発足後災害が多かったにも関わらず、被災地復興よりも戦闘機購入や「海外支援」という名の大企業への利益誘導を優先。さらには、吉本興業出資や桜を見る会を優先。

 

一方で戦闘機1機分(116億円)で116人の子供の公立小学校から大学までの教育費が賄えるはずなのに、子供の教育に力を入れる素振りを感じない。
性暴力被害者支援センターの運営費補助は、今年予算が不足するからと、補助率1/2→1/3に減らしている。伊藤詩織さんをはじめ、 #Metoo #Wetoo など性犯罪被害者の声が国内で大きく取り上げられているにもかかわらず、ここでも桜を見る会を優先。これでは国民、中でも弱者に寄り添う気持ちが感じられない。

 

それに加えて、先日の共産党田村智子議員の追及で以下のことがSNSを中心に囁かれるようになった。

・税金の私物化
・業務上横領
公職選挙法違反
・政治資金法違反

考えてみるとその通りだ。
国民の税金で公的行事を賄うこと自体問題がある。本来なら国民生活を良くするためのものなのだから。横領や政治資金法違反を指摘されるのは当然。また地元有権者を税金でおもてなしするのは選挙での票稼ぎにつながるという意味で公職選挙法違反と認定されてもおかしくない。

 

また、招待者名簿についても早期に破棄したとのことだが、桜を見る会の招待者名簿は10年保存のはず。だが「個人情報だから見せられない」と明示せず、「保存期間は1年で破棄」したとのこと。もしそうであれば公文書管理法違反も加わる。

 

一般国民にはほとんど無縁の公的イベントで、税金の私物化、公私混同、しかも複数の違反に該当するようなら、安倍首相には国のトップとしての自覚も威厳もないと言わざるを得ない。

 

その一般国民は一斉に怒るべきことだが、中には「この程度のことで怒る必要があるのか?」「国会をスムーズに運営する為に余計な事しなくていい」と思っている国民が少なからずいるようだ。だがそのような考え方こそが安倍政権の長期政権・一強政治につながったのが実情。
特に日本国民は楽な方に進みたがる、バレなければ何をしてもいい、事なかれ主義でありたい。安倍政権はそうした弱さ・甘さに付け込んできたところがある。

 

だが今回の件をきっかけに弱さや甘さを捨てて本気で怒ればいい。そうすればこれまで政治と向き合ってこなかった国民も自然と危機感を持つようになる。まして常時納めてきた税金を自分達の望まざる方向で使われるのは国民への冒涜。政治に無関心な方もまずは税金や消費税からでも政治に関心を持ってほしい。
政治は生活に直結するのだから。

 

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高校時代パーマをかけるのがダメだったのは今考えても不可解。規則・規制で固めすぎるのはよくないのでは?

昨日からブログを始めたが、ふと思い出したことがあったので、そのことについて述べたい。

 

今はどうなっているかわからないが、私の出身高校では、パーマをかけることが禁じられていた。もちろん天然パーマは容認。一応進学校ではあったが、髪型でそこまでガチガチに規制する必要があるのか、今思い出しても疑問。

 

さすがにピアスやタトゥーまでは考えてなかった。だがパーマくらいでダメというのは厳しいと思う。進学校といっても、そこまで名門ではなく、スパルタ教育でもない。それならもう少し寛容さがあってもいいのではないか。

 

なぜ私が今頃こんなことを述べたか。実は高校1年の夏休み終盤くらいにパーマをかけてみた。それは自分の髪質の問題と高校野球で坊主が主流になっていたことへの反発みたいなものが理由だった。
パーマをかけた翌日、夏期講習の終盤の時期に登校すると、多くの生徒が驚き、私の方を一斉に見ていた。そして1週間後に夏休みが終わるのだが、同級生数人から「時期的に身なり検査があるからヤバイんじゃないの?」「坊主にさせられるかもしれない」と言われた。さすがに坊主は嫌だったし、生活指導の教師がやたら厳しく、大学入試の推薦でも支障が出ると思い、始業式翌日の帰り道にやむを得ず美容院に寄り、元の髪に戻すことにした。そして身なり検査も無難に乗り切った。

 

こうして考えてみると、当時の高校は本当に規則・規制で固めすぎているなあと思う。身なり検査でパーマがかかっているとわかっただけで坊主?冗談じゃない。もしパーマをかけて成績が低迷したなら考え直す必要があるが、そうでないなら髪型くらい自由でいいはず。同時に自分の出身高校も含め野球部は「丸刈りが基本」というのもいつしか疑問に思った。

 

高校野球丸刈りが基本ということなど、些細な事でも規則・規制で固めるのは、ある意味管理主義・全体主義というのではないか。これでは生徒たちは「上から押さえつけられるのが当然」と思いながら学校を卒業し、社会に出ることになる。それは自分の個性を出しにくくすることにつながる。ひいては上の人間の顔色を伺うだけの思考停止状態に陥り、最悪の場合、太平洋戦争末期の日本軍みたいに真っ当な判断もできないまま滅びるのと同様の展開になりかねない。

 

髪型一つで随分ムキになってしまったが、高校は義務教育ではないし、もう少しノビノビと、自分で考え、個性を出すのはアリだと思う。まして団塊ジュニア以降の世代は、テレビを見て育った映像世代ともいわれる。遊び心があってもいい。個人個人の主張や個性をある程度認めてあげないと、社会不信に陥る危険性もある。また、人の指導についても年月を追うごとに、管理主義など上から押さえつけるやり方、まして体罰などはタブー視されるようになった。要は「褒めて伸ばす」ことがスタンダードになりつつある。

 

こうした時代の流れに遅れると、人間の感性や思考が錆びついてしまうということを、大人の世代が理解すべきではないだろうか。