凡人エリックの blog

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2020年サッカーJ1リーグが4か月ぶりに再開!動きはイマイチでもサッカーができる喜びは伝わった!

昨日、2020年のJ1リーグが4か月ぶりに再開された。元々は2月下旬に開幕戦が開催されたものの、コロナウイルス感染拡大防止の為に村井満チェアマンがいち早く中断。その後3回の再開日程案が出されたものの、予想以上に深刻な状況で先読みできず、不安とドタバタが交錯する中、やっとJ2が6月27日から、J1は7月4日から再開と決定。

 

中断期間中はしばらく練習ができない日々もあった。感染拡大防止の為には3密は許されず、フィジカルコンタクトの多いサッカーは当然練習もまともにできない。5月には名古屋のFW金崎夢生が陽性反応と発表されてリーグ全体がヒヤリとしたが、感染が広がらずに済んだのはせめてもの救い。

 

経営面では多くのクラブが不安視された。試合ができなければその分収入が見込めないからだ。

 

鳥栖は昨年から続く経営難がさらに深刻になり、複数のスポンサーから撤退された。シーズンチケットについてはいくつかのクラブは「返金してもらう」/「返金要求しない」と選択できるようにして、返金要求しないサポーターは購入分をクラブの救済に使いたいと意思表示し、ネット上では「真のサポーター」と評された。

 

札幌に至っては、所属選手全員が今期の給与減額を申し入れ、クラブとしては1億円弱と発表。当時28人所属のため、各選手が平均350万円削ったようなものだ。この姿勢は政治家の皆様にも見習ってもらいたいものだ。

 

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さて、肝心の試合は「川崎vs鹿島」を見ることにした。

両軍ともにどこか守備がルーズで動きがイマイチ重く見えた。そうした中で序盤に川崎がセットプレーをうまく駆使して先制点。さらにはテンポのいい崩しなどを見せて30分には長谷川竜也が豪快なシュートを決めて2-0。

 

だが32分、鹿島のCKから川崎ゴール前でヘディングクリアを試みたFWレアンドロダミアンがクリアし損ねて2-1と点差を縮めた。

 

このあたりからは鹿島が攻勢となり、後半もそのペースが続く。だが川崎も何とか粘り強い守備で耐える。後半は時間を追うごとに少しずつ引き締まったゲームとなっていった。そうした展開が続く中、最終的には川崎が2-1と逃げ切り。

 

さすがに4か月ぶりの公式戦だけに違和感はあったが、そこは長年の上位ライバル同士。前半はイマイチの出来でも後半は徐々に修正できたと思う。何より久しぶりにサッカーの試合ができた喜びは伝わったのではないか。

 

それとG大阪のMF遠藤保仁が同日のC大阪戦に出場し、J1最多632試合出場の記録を達成。4か月ぶりのJ1再開に花を添えたといえよう。

 

次の土日からは5000人まで観客を動員することができる。8月からはスタジアムの半分の収容率まで動員可能となる。最近東京都を中心にコロナウイルス感染者数が増加傾向にあるだけに、感染拡大阻止に最大限留意しながらも、従来通りに楽しめるようになることを願いたい。