凡人エリックの blog

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新宿占拠0112デモに参加。初めてだったが思ったより楽しく有意義だった。思うところがあるならぜひデモに参加すべきだ!

 私は昨日、新宿占拠0112デモに参加した。実はデモ参加は初めてだったが、思った以上に有意義で楽しめたと思う。

 

元々デモといえば、海外の国々の中にはすごく激しかったり、暴力的で怖いというイメージで見られることが多かった。最近の香港デモでは死人も出ている。そして日本では、デモに参加すると就活が不利になるとか、親が許さないというケースが見られる。そういう意味では、デモに対してネガティブなイメージを持つ方が特に日本では多かったのではないだろうか。

 

だが私が参加して思ったことは、「怖くない」「危なくない」「緩く、楽しめる」というものだった。

 

今回の新宿デモでは3つの梯団に分かれてのデモ行進だったが、コールは時事情勢を反映したもので、シンプルなコール形式・肉球新党スタイル・ダンスを織り交ぜた形式となっていた。初心者や政治放置層でも楽しめる、安心して参加できるものだった。

 

新宿周辺を1時間ほど行進したが、誰でも気軽に楽しめる中でも、参加者たちの本気度やエネルギーは感じた。そして新宿駅南口周辺を歩いていた時には、歩道や上の橋で立ち止まっていた人々も何か私達デモ参加者に期待しているように思えた。やはり政治腐敗した現状に不安や不満を持つ方は多いということだろう。

 

そう考えると、やはりデモは侮れないと感じた。
例えばフランスでは2018年末の燃料税増税に反対する大規模デモが発生し、結果的には延期となった。
香港では未だ不穏な状況だが、逃亡犯条例改正案が撤回された。
日本にしても、昨秋の英語民間試験が色々問題視されたが、とりあえず延期となった。

 

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これでもデモを侮れるだろうか?
もちろん何でも思い通りに得られるわけではない。何より日本の場合は、事なかれ主義や空気を読むことにこだわり過ぎるのか、先述したような就活での減点、親など周囲からの蔑視、熱くなることへの抵抗感が見られる。また旧民主党への恨みや現政権に対する不信感で政治離れした人々も多く、「やってもムダ」「馬鹿馬鹿しい」と諦める傾向がある。

 

だがそれが現政権の狙いかもしれない。国民達の批判を巧く封じ、自分達の利権の為だけの政治を続ける。そして事あるごとに「悪夢の民主党政権」と吹聴することで、「(旧民主党系が多い)野党よりはマシ」と思わせ、選挙でも勝ち続け、やりたい放題。

 

果たしてそれでいいのだろうか?国民達がこのまま沈黙していれば、日本の政治・社会はもっと悪くなる。当然自分達の生活は苦しくなる一方だ。

 

ならばその政治への不満を溜め込まず、外に出せばいいではないか。デモはそのための抗議行動だ。
幸い日本のデモは、決して暴力的でなく、民主主義を遵守した形式だ。昨日の新宿デモにおいても、甲州街道沿いの大学では試験中の為、そのエリアのみ無音行進の配慮があった。また、思ったよりも堅苦しい「しきたり」などはなく、列に加わるのも抜けるのも自由。声を出しても出さなくとも自由。そういう意味では良心的で思いやりがある。何よりただ歩くだけでもその人数で規模が示され、いつでも気軽に参加する人が多ければ、それだけデモの本気度が確認できるというもの。

 

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だからこそ今までデモに抵抗感があった人々も、現状に不安や不満があればいつでもデモ行進に参加すればいい。そうすることで危機意識をみんなで共有し、団結力も生まれる。そして選挙に行かなければという思いも芽生えるはずだ。

 

直近の参院選(19年夏)では投票率がたった48.8%。つまり半分以下の有権者しか政治に参加してない中で、問題だらけの与党が勝利したわけだ。国民達もこれは恥ずかしく、悔しいと思うだろう。政治や社会に不安や不満があるからといって逃げたり、諦めている場合ではない。自分で気持ちを掻き立てられないからこそ、デモがいいきっかけになると思う。

 

今日本で良心的なデモを行う人々はそんな迷える人々を歓迎している。そんな彼らと共に有意義な経験を共有しよう。

 

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そして昨今は、色々物議をかもした桜を見る会において、税金私物化し、選挙違反も問われた中、反社会的勢力を招待している。そんな政権やそれに近い人々よりは、額に汗しながらデモを続ける人々の方が好感が持てる。そういう声が実は多い。少なくとも本音を隠しながら冷笑したり、どっちもどっちと吐き捨てて時間を無為にするのは卒業すべきだ。もっと自分に素直になろう。

 

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